EQ articles

EQ(Emotional Intelligence; 感情知能)とは

by : 6SJ  | 

2000年2月16日 | 

, ,

EQとは、Emotional Intelligence; 感情知能のこと。EI(エモーショナル・インテリジェンス)とも表現されます。私たちSix Secondsはこれを、「目指すべき成果を生むために、感情と思考を効果的にブレンドする能力」と定義しています。

ピーター・サロベイ博士(イェール大学プレジデント、Six Secondsのアドバイザリーボードメンバー)とジョン・メイヤー博士(ニューハンプシャー大学)は、1997に感情知能(EI)を再定義し、

感情知能とは
 情動を正確に知覚する能力
 思考を促進するために情動を利用する能力
 情動とその意味を理解する能力
 自己の情動を管理したり他者の情動に対応する能力

としました。

感情を認知し、理解するといったEQ(感情知能)の活用を促進することで、やる気、根気、向上心、創造性などを得たり、生活、仕事、人生の目標実現のために、それらを有効に活用することができます。換言すると、目指すべき成果を生むために、自己や他者の感情に関しての認識や自己管理を高め、感情と思考のバランスをとる能力が「EQ; 感情知能」となります。

EQは開発し、活用することにより、ポジティブな変化を創りだし、日常生活、仕事、人生の成功へと導きます。IQ(Intelligence Quotient=知能指数)が遺伝的な資質による学習能力であるのに対し、EQは誰もが開発可能。そして、EQスキルとして有効に活用することができます。

 

感情と思考、行動

驚き、喜び、怒り、悲しみ、共感など、日々の生活のなかで感じるさまざまな感情。わたしたちのあらゆる思考や行動は、この感情に大きな影響を受けています。

感情と思考、すなわち「知と情」は、心理学の分野でも何世紀にもわたって研究され続けてきたテーマです。古典的な哲学や文学においては、「感情」が「理性と対立する理不尽な存在」ととらえられた時代もありました。

AI(人工知能)時代を迎えた今、人々の需要と関心が、物理的なモノから感動・感激を得られるモノやサービスへとシフトしています。社会の中で、感情と思考という2つの心のマネジメント、感情を持つ人間だからこその能力、EQの必要性が高まっています。

感情は、創造、注意、目的の追求、行動の調整など、人の行動を統合的に機能させる重要な役割を担っています。日々の生活やビジネスの場面ではもちろん、政治、社会、教育、家庭など、人生のあらゆる場面において、感情マネジメント、思考マネジメントの協働が求められているのです。

感情や思考の変化がどのような生理的作用を生み出すのか、また、その際に活動する脳部位がどこなのか、科学的な解明が進んでいます。心拍数、皮膚電位反応、筋電図、脳波、コンピュータ断層撮影(CT)、機能的磁気共鳴画像(fMRI)、ポジトロン断層法(PET)や近赤外分光法(NIRS)などを使用した検査結果から、思考、推理、洞察、創造、決断、コミュニケーション力、モチベーション維持などに、感情と思考のバランスが欠かせないことが明らかになりました。

 

感情が人を動かす

組織も、個人も、目標を達成したり成果を得たりするためには、感情と思考をバランスよく活用しなければ適切な動機づけがなされず、適切な判断、行動をとることができません。頭では理解していても感情が「気乗りしない」状況では、意欲、創造力、好奇心、向学心も湧かず、人生や仕事の課題に取り組むことはできないわけです。

人にダイナミックさを与えているものは、紛れもなく感情です。

Emotions drive people, people drive performance.

人が生み出す成果や幸福のすべてが、感情によって生まれているのです。