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EQリーダーシップ 第2話「”魅力的なリーダー”となるための3つの要素」

by : 6SJ代表 田辺 康広  | 

2018年6月15日 | 

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6月より連載の始まった、代表田辺によるEQリーダーシップ・シリーズです。
ご好評いただきありがとうございます。

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「魅力」は感情

前回、第1話「リーダーを育成せよ」では、私が出会ったリーダーたちはみな
「オープン」で「魅力的」な人々であったという話をさせていただきました。

こうなると、次は「魅力的となるための必要要件」が気になり始めました。

魅力とは感情であり、なおかつ感じ方に個人差があるため、
ロジカルにはなかなか説明がつかないし、一般化は到底できない、と思っていました。
が、いろいろ文献や資料を紐解いていくと、
リーダーについての魅力的行動特性についての研究や
親近感などの研究が数多くなされていることを知りました。

 

望ましさ・親近感・外見

まとめていくと次のような要素で説明できるのではないか、となりました。

”すごい!この人のようになりたい”と思わせるものを持っている (望ましさ)

”けっこう、自分と一緒じゃない。”と身近に感じさせる (親近感)

”活動的、タフ、少々なことではへこたれなそうな人ですね”と感じさせる (外見)

どうでしょう。
皆様がこれまで出会った素敵なリーダーたちもこのような要素をはらんでいたのではないでしょうか。

私の場合もそうでした。

どんなにポジションが高い方たちでも、気さくに私と話をしてくれ、
なおかつドジな面も平気で開示する、そんなところに「親近感」を感じていたのだと思います。

そしていざ重要な仕事の話になると思いもつかないような発想をしたり、
プランを具体的に作成したり、素早くプロジェクトを組んだりと、
”すごい!自分もこの人のようになりたい”と思わせる「望ましさ」を
十分に見せつけてもらえたのだと思います。

また、仕事も遊びも徹底的でした。
思い立ったらすぐに行動するし、思わぬことで計画がとん挫しても”大丈夫、大丈夫。
そのうちうまく回るようになる”と平然と言ってのける。
「望ましさ」を感じさせてもらいました。

外見も上記のとおり、とても素敵でした。

 

「やりたい・やってみたい・やってあげたい」を生む働きかけ

サルのなかでは、「強制力」「報酬力」がボス猿としての必須条件と言われます。
喧嘩が強く、弱者に餌を与える習性が決め手となるというのです。

われわれ会社組織でもボス猿に仕立てるのに、
会社側は管理者に「指示の権限」「考課の権限」を与えます。
ボス猿の必要条件をそろえてあげるわけですね。
この権限と「理に働きかける能力」を活用することで、
管理者は部下に”やらねば”を作ることはできます。

でも部下の心に”やりたい、やってみたい、やってあげたい”という気持ちを
作らせることはできません。

部下の心に”やりたい、やってみたい”という気持ちを作るには
情に訴える能力」が加わる必要があります。
セルフエフィカシー(自己効力感)醸成の要素である中の
「言語的説得能力」「情緒的高揚」の活用ですね。

 

「魅力」を用意するのは誰か

そして、 ”この人のためにやってあげたい”という気持ちに火をつけるには
「魅力」を加える必要があるのだと思います。
そして、この「魅力」は会社側が昇格昇進の時に用意できないものです。

自己研鑽で磨いていくしかないものだと思っております。
では、「魅力」の3要素を磨いていくにはどうしたらいいのでしょう。

次回からは、「磨く」をテーマに話を進めていきたいと思います。
今回はこの辺で筆をおかせてもらいます。

田植えも終わり秋の収穫を楽しみにする米作農家の皆様が「梅雨」を大切にするように
雨の多いこの季節をありがたがりましょう。

 


 

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