EQの広がり

EQは誰が広めたか

ダニエルゴールマン心の知能指数米国心理学ジャーナリスト、ダニエル・ゴールマンがその著 「EMOTIONAL INTELLIGENCE(1995)」にて新しい知能論を紹介したことが世界にEQを広めたと言われています。

彼は経験からでなく、大脳生理学の見地から、感情の発生、制御のメカニズムを説くとともに、サロベイとメイヤーの論文(1990)をベースに、感情をコントロールし、人間関係を上手に維持する知性の発揮こそがビジネスや自身を取り巻く社会生活を豊かに築くキーであると展開しました。

社会生活におけるEmotional Intelligenceの活用についてはさまざまなシーンでの具体的例を挙げながら、実践しやすいように説明をしました。

TIME表紙EQ特集また、発刊後の、雑誌「TIME」の特集でIQに対峙する能力(実際はEQもIQと同じIQであり対峙はしない)としてEQという新語を生み出し、理解しやすく、イメージしやすい言葉ということで、世界にEQという言葉で浸透をしました。

翌年の夏には、日本語訳「EQ-心の知能指数」(土屋京子訳、講談社)発刊時もEQという言葉を利用し、国内でもEQという名称が定着しています。

なぜ世界にEQは広まったか

サロベイやメイヤーによれば、EQが世界中に広まった要因として考えられるのは以下のようなものであるとしています。

  • 思考と感情を統合する理論が斬新だったから
  • ゴールマンの本が読みやすく、興味を誘う内容だったから
  • 誰でもEQを使ってもっと賢くなれると約束されていたから

なぜ?今、感情がクローズアップされるのか?

脳科学多くの科学技術など飛躍を遂げた20世紀でしたが、ヒトの脳機能について解明が進んだのは、20世紀終わり頃からです。
従来の技術水準では、ヒトの脳機能を調べるということは、人命を奪うことにつながるため、解明は進むことはありませんでした。
しかし、21世紀に入ると科学技術の進歩により、CTやfMRI、PETやNIR(近赤外分光法)などを使用し、脳の活動を可視化する脳機能イメージングや、脳の各部位がどのような働きをしているか調べる脳機能マッピングにより、従来では想像できなかった脳機能での「感情と思考」が密接に関わりあっていることが解明されました。

これにタイミングを合わせるように、EI理論が発表されたことも重要なポイントと言えます。

これらの科学的解明に合わせ、シックスセカンズでは、ヒトの脳機能に合わせた人選・教育・研修などの開発しています。
従来の課題へ、感情を組み入れることで、目的が達成されやすくなることが証明されたため、全世界で導入が進んでいます。

EQを活用する新たな時代に本格突入

世界中の研究者や科学者は、次々と解明される脳機能の定義を精緻化し、実践するためのモデルを開発しています。

2人の論文から生まれたEQ理論は、最新脳科学の裏付けを得て、今では研究室を飛び出し、世界中の教育機関、企業、スポーツチーム、国防、政府機関に積極的に活用される新時代に突入したのです。

1990年代に開発された一世代前のものと異なり、現在、世界で主流となっているEQ検査・アセスメントは、測るだけでなく、応用しやすいように改良が進んだものが広く利用されています。

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