EQコミュニティマガジン

効果的な投資先

Vol.008 2012年3月26日発行

■優良株式投資

質の高い「ソフトスキル」こそが
「結果」を生み出す要因だという説得力のあるデータが増えるにつれ、
調査結果を頼りにグローバルリーダーたちは、
単にレンガ造りの家をモルタル作りの家に改造するといった
見えやすいものに投資するのではなく、
そこで生活する人たちそのものに対して投資するという
はた目からすると見えにくいことに投資することで、
より強固で活力あふれた企業や組織を作りだそうという
難題に立ち向かい始めました。

前例のないビジネスの難題にさらされている今日、
組織活動や個人活動において「ソフトスキル」は、
いまだかつてないほど重要なものになっています。

不正経理・不正取引による粉飾決算を行っていた
エンロンやワールドコムのような企業や組織が、
もし感情知能-EQの高いリーダーを配置していたならば、
強い緊張に対処でき、正義を全うした意思決定をしていたことでしょう。

アメリカン・エキスプレス・フィナンシャル・アドバイザーズ
(現アメリプライズ・フィナンシャル)のバイス・プレジデントである
ダグ・レニックの言葉を借りると、
持続的成長の実現にコミットするリーダーにとって、
EQは難局・難題を突破するための重要な要素だということになります。

「EQコンピテンシーは最も重要な個人的資質の一つであり、
難局・難題をブレークスルーしていくために、
私たち一人ひとりが開発・活用していかなくてはならないものである。」

EQ開発の結果は企業や組織の業績にはっきりと表れます。
また、組織の雰囲気にも表れます。

従業員が激しい時代の変化や変化にさらされる自社に対して
どうのような感情を抱くのかが、顧客や投資家のプロダクトや
企業そのものへの感じ方に影響を与えるのです。

「エモーショナルマーケティング」とよばれるように
顧客の感情に訴えるブランド戦略は、
企業や組織価値創造における重要な要素として
一層認識されるようになってきました。

リーダーの感情知能が組織人員の感情や考え方を決定するとすれば、
リーダーのEQがブランド価値と株価の両方を牽引することになるのです。
つまり、リーダーシップのEQレベルは
企業や組織にとって最重要課題となるのです。

おそらく、企業や組織にとって最も良いニュースは
「時間とお金の両面で身の丈にあった予算で
感情知能開発プログラムを導入できること、そして投資以上に
大きな成果をあげている企業や組織の多い」ということではないでしょうか。

アメリカン・エクスプレス・フィナンシャル・アドバイザーズでのプロジェクトは、
12時間にわたる研修からスタートしました。
シェラトンの再建プロジェクトでは、
24時間に満たない感情知能研修で成果をあげました。
アメリカ空軍のプロジェクトは、独自の採用アセスメント作成に
約1万ドル(80万円)の費用が当てられただけでした。

これらのことを言い換えるなら、企業や組織に導入願いたい
EQ向上プログラムは皆さんの手の届く範囲内の予算内でできる、
最小限の投資で投資回収(ROI)を最大化できるということを
証明したことになります。

ただしここで申し上げたいことは、
低コストで迅速で効果的な改善ができるということではありません。
効果を得るには、リーダー自身が組織のEQ向上のために率先して
継続的、積極的なEQ開発姿勢を見せた場合です。

このようなリーダーの姿勢は、組織全体のEQを引き上げ同時に、
本当にうまく機能させ始めるのです。

現代のリーダーたちは、EQは単なる営業テクニックの秘訣や
心地よい格言の焼き直しではないことを知っています。

成果をあげる基本ツールとして知識やスキルと並列させて
EQを認識し始めています。
そして、組織や個人のEQ向上にコミットしています。

エイボン・プロダクツの会長権CEOのアンドリア・ユングは、
「私たちのビジネスのあらゆるステージにおいて
従業員は顧客とのあらゆるステージにおいて関係構築や関係維持が
重要であることを理解しています。

言い換えれば、EQはエイボン社員である私たちのDNAの中に
確実に存在しています。」と言います。

EQ向上プログラムを企業や組織に導入することは
優良株への投資と同じぐらい確実に利益になるのではないでしょうか。

次回…「業績を出す風土」

※1USD=80JPYで換算

“At the Heart of Leadership”
Joshua Freedman forward by Peter Slovey より (田辺 康広 訳)

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