EQに対する情熱の高い人たちと学び合える特別な時間
by : CEQF/株式会社イーアンドシーエスサポート代表 掛川 幸子 |
2020年3月9日 |
感情について、EQについて深く学ぼうと、様々な研修に参加してきましたが、唯一全てが腑に落ちたのが、Six SecondsのEQでした。
Six Secondsの国際認定資格のEQPCもEQACも取得して、それだけでもビジネスはできるのに、更に上級資格のCEQFまで取りに来られる方はEQへのパッション(情熱)の濃度がすごく高い。そんな特別な環境で学び合うからこそ、生まれてくる感情、育まれる感情がありました。
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日本で取得できる最上級資格CEQF: (上級)EQファシリテーターコースを受講し、見事CEQFとなられた認定者のインタビューをご紹介します。
幼稚園教諭時代に知った「子どもの情動教育」
20年程前、幼稚園の先生をしていた頃に子どもの情動教育の翻訳論文を読み、これは絶対に使える!と直感的に強く思いました。論文や著書は、もちろん全て翻訳のものしかなかったですし、当時はまだダニエル・ゴールマンの翻訳論文しかありませんでしたが、感覚的に絶対必要、と強く感じていました。論文はハーバード・ビジネスレビューを購読していて、その中でたまたま見つけたものでした。
当時働いていた幼稚園の方針が「非指示」。相手が何を感じているのか考えて教育する、という大原則があり、やってはいけないことは決まっていましたが、具体的に言語化されずよくわからないままやっている感じがあり、これはもしかしてEQなのでは?とは感じていました。
本もたくさん読み、なんとなく感覚では理解して、実践もしていたつもりで園内でもEQを試したりしていましたが、人に伝える、というところでどうしても難しさがありました。
やっと腑に落ちたのがSix SecondsのEQだった
幼稚園教諭のあと、日本マクドナルドに入社し、現場でも働いた後にトレーニング担当となりました。従業員教育をやりながら様々な勉強を進めていくと、どうしてもやっぱり「感情」に行きつきます。やっぱりEQだな、という確信をまた持ちました。
EQを学び身に着けながら人にも伝えられるようになりたいと思い、いろんな団体で勉強をしてみましたが、どれに参加しても腑に落ちませんでした。自分でも勉強をしていたので、自分でメソッドを作ろうともしていましたが、どうも魂の言葉にはならない。人材研修の会社を設立し、自社の提供する研修にも感情を取り扱うものを提供していましたが、もっと確信を持ってEQを伝えたいと思い「EQの資格を取れる場所」を探していたところ、シックスセカンズジャパンのEQに出会いました。セミナーに参加すると、これまで何度参加しても腑に落ちなかったことが、全て腑に落ちたのです!これが知りたかった!!!という感覚が全身を駆け巡りました。Six SecondsでEQをしっかり学んでいこうと思いました。
自分がEQの辞書になるくらい、
魂の言葉でEQを伝えられるようになりたかった
資格はEQPC(EQ実践のプロ)コースから取りました。EQアセスメントも使いたいとは思っていましたが、EQを魂の言葉で伝えられるようになるためには、まずは自分がEQをよく知り、実践するプロにならなければと思い、研修講師でもあったので、EQPCを取得しました。それまでも長い間EQのことは積極的に勉強してきていましたが、どうも伝える所でふわふわしていたので、しっかりと深い理解をしたかったのです。EQを伝えていくこと、EQの実践をわかってもらうための自分自身の中での確信や心地良さが、それまではまだありませんでした。
EQPCを取得後、自分がこれまで作っていたコンテンツを一気に見直し、手応えを得られるようになりました。研修を行っていて確信が持てましたし、お客さんの反応も大幅に変わったのです。それまでは漠然とEQという大きな概念のようなものを教えようとしていましたが、Six Seconds EQモデルの3つの領域や8つのコンピテンシーが明らかに私の伝えるEQを具体的なものに変えてくれました。「Know Yourself」にフォーカスをしたり「不快感情」「怒りという感情」といった具合に研修の意図や言葉が具体的になり、魂の言葉になるとこんなに響くのだ、こんなに反応があるのだと感じました。そのおかげでお客様の心に届くようになり、もっと深めたいという方が続々と増えたのです。測定ツールはありませんか?という質問も多く頂くようになりました。そんな声に応えたいと思い、EQアセスメントを使用できるEQAC(専門的な検査が使用できる、1on1コーチングのプロ)の資格を取得しました。
専門的なEQアセスメントであるSEIリーダーシップレポートは初めてEQと出会う人にはハードルが高い場合もあり、研修ではまずBBP: ブレイン・ブリーフ・プロファイルを導入しています。その中に必ず一定数「このテスト結果の元データを知りたい」とおっしゃられる方がおられるので、SEIリーダーシップレポートをご案内するケースが多くあります。
晴れて2つの資格を取得し、EQテストを受けてもらうようになり、検査結果を元にデブリーフィングを行うようになると、EQPCとしての知識がなくてはならないのです。EQAC取得後、EQPCの学びを何度も何度も振り返りました。EQPCでの学びは、EQACとしての活動に非常に役に立ちます。あの素晴らしいEQアセスメントを100%活用し、相手の心に響く深いデブリーフィングを行うには、EQPCでの学びは不可欠です!EQにパッションを持って、EQを伝えていたいと思うのです。
CEQF講座の学びの空間は、特別な時間
せっかくEQPC・EQACを取得しビジネスを行ってきていましたが、「知っている」のと「効果的に活用できる」のは別のこと。ましてや、「理解していること」と「100%相手に価値があるものを届けられるか」は別問題です。効果的な研修を行うには、もちろん様々なコンテンツの内容に共通する上手な伝え方、テクニックといったものはあると思います。ですが、EQという、「心扱うもの」を効果的に伝える・わかってもらうにはどうしたらいいのか、はそういったテクニカルなスキルとはまた別のことではないかと思ったのです。
相手にとって価値のあるEQを伝えていきたい。お客様に「もっと知りたい」と思ってもらえるかはそこで差が付く。その方法や在り方を学びたい。そういう思いでCEQF: (上級)EQファシリテーターを受講することに決めました。実際に受講をすると、本当に楽しかった!5日間が終わろうとするとき、もう終わってしまうのか、と寂しい気持ちになりました。
5日間の中で、自分の中に学ぶべきインプットはたくさんありましたが、CEQFコースに参加している自分の感情把握、に毎日意識を向けながら受講していました。どうして今この感情になったのだろう、この感情はどこから来ているんだろう、と常に微動する心に意識を払っていたのです。様々なワークを体験しましたが、感情を乗せてスピーチをする、ハートトークが一番印象に残っています。おばあちゃんの話をして、一番幸せな気持ちに包まれました。そういう気持ちを持てる所まで、自分の感情を持っていけたことがまた貴重な体験でした。そのハートトークで、おばあちゃんとの思い出や日々、おばあちゃんからの学びを整理し言葉にして、幸せな感情に包まれながら心を込め話しました。そしてその数か月後、おばあちゃんは亡くなりました。このタイミングでこのハートトークをできたことに、運命も感じました。
やはり2つの資格を取り、更にCEQFコースに参加する、という人たちはEQへのパッションの濃度が違います。物凄く濃く、温かい環境のその中だからこそ生まれてくる感情・育まれる感情というのが明らかにありました。とても特別な時間・空間で、EQをより深く伝えるには何ができるだろう、ということに熱心になれた5日間でした。
より幅広いクライアントさんへ、真に体感に響く研修ができるように
CEQF受講後、自社研修のコンテンツをまた更に作り直しました。「伝わる・わかる」には、文字での説明が不要な場合も多くあります。魂や感覚で伝わる・わかるように、組み立て方を見直し、表現を変え、ビジュアルを変えました。自分のコンテンツのクオリティが格段に上がり、CEQF受講後はより幅広いクライアントさんからのオファーが増えて、リピートも増えてきたのです。体感に響く研修ができるようになったと感じています。
最近は、大企業の中で「感情」について研究するためのチームが有志で立ち上がったりする動きが見られるようになり、そこへ講師として招いて頂くことも増えました。また、CEQFとしても基礎講座UEQを自主開催してまいります。これまで研修で出会ってきた方々がUEQに参加したい、もっとEQを学びたい、と言ってくださるのがとても嬉しいです。CEQFを受講したからこその価値ある研修を届けられるように、今後もEQにパッションを持って伝えていきたいです。
CEQF:(上級)EQファシリテーター
株式会社イーアンドシーエスサポート代表
自分の世代も その次の世代も、またその次の世代も、ずっとずっと人類が幸せに生きているように。
300年後「掛川さんがいたから今も幸せだよね」と言われるような、EQを広める人物でありたい。
このEQチェンジエージェントの基礎講座UEQに参加する
シックスセカンズジャパンでは、米国に本部を置くEQのグローバルネットワークSix Secondsの国際認定資格セミナーを、国内で開催しております。日本最高峰の国際認定資格を持つCEQFは、基礎講座Unlocking EQを開講受講いただいた翌日から、国際認定資格セミナーの受講が可能です。お申込みは同時にして頂けます。