クライエントの「本当の願い」に届いていますか?
by : シックスセカンズジャパン株式会社 相談役・キャリアコンサルティング研究センター長 田辺康広 |
2026年8月7日 |

キャリアコンサルティングの現場で、こんな経験はないでしょうか。丁寧に話を聴き、論理的に選択肢を整理し、妥当な方策まで一緒に組み立てたはずなのに、クライエントの表情がどこか晴れない。方策は正しいのに、なぜか刺さらない。
キャリアコンサルティングの成否は「根源欲求」を理解できるか否か
その理由は、多くの場合「根源欲求」に届いていないからです。
クライエントが口にする「転職したい」「スキルを身につけたい」という言葉は、あくまで表層の要望に過ぎません。その奥には、安心して働きたい、誰かに認められたい、役に立っている実感がほしいといった、本人すら言語化できていない根源的な欲求が存在します。根源欲求に触れられないまま方策だけを積み上げても、クライエントの心には「やらねば」という義務感しか残らず、「やれる」「やりたい」という前向きなエネルギーは生まれません。結局、行動は続かず、同じ悩みが形を変えて戻ってきます。キャリアコンサルティングの成否は、実はこの一点で決まっているのです。
根源欲求を理解するには
では、根源欲求はどうすれば理解できるのでしょうか。
答えは、クライエントの「感情」を汲み取ることにあります。根源欲求は思考の言葉ではなく、感情という形でにじみ出てきます。声のトーンの揺れ、言葉に詰まる瞬間、ふと漏れるため息――そこにこそ、本人も気づいていない願いのサインが隠れています。
キャリアコンサルティング理論の古典が説く「心理的関係の確立」「感情を認識する力」「クライエントの期待を認識する力」といった能力は、まさにこの感情のサインを読み取る力に他なりません。
感情を正確に認識し、意味づけ、思考と結びつける力、それがEQ(感情知能)です。
忘れてはいけないキャリアコンサルタント自身の感情
さらに見落とされがちなのが、コンサルタント自身の感情です。
クライエントのネガティブな感情に引きずられたり、自分の思い込みで方策を急いだりすれば、根源欲求とはずれた提案になってしまいます。
自分の感情の揺れに気づき、冷静さを保ってはじめて、相手の感情に正確に寄り添うことができるのです。受容・共感・自己一致というキャリアコンサルタントの基本的態度も、突き詰めればこのEQの発揮に支えられています。
感情を汲み取る技術を体系的に学ぶ
シックスセカンズジャパンの「キャリアコンサルティングのためのEQ(感情知能)活用講座」は、この感情を汲み取る技術を体系的に学べる、国家資格キャリアコンサルタント更新講習の技能講習です。1日7時間の講座で、EQ理論の基礎から、相談過程における具体的な活用法までを実践的に習得できます。
ご自身のEQコンピテンシーを把握するEQ検査SEI、面談を円滑にするTFAカード、コミュニケーションスタイルを知るBBP診断もすべて費用に含まれ、TFAカードは学んだその日から現場で使えます。
クライエントの言葉の奥にある根源欲求に届く支援者へ。
まずはご自身のEQを知ることから始めてみませんか。
✓キャリアコンサルティングに求められる13のポイントとEQの重要性
✓EQとは何か
✓EQ理論を整理する
✓EQはキャリアコンサルタントにとってなぜ必要か
✓EQを相談過程においてどのように活用したらよいのか?
費 用 35,000円(税込み)
本講座には・・・
TFAカード(面談を円滑に進めるための”思考””感情””行動”表現カード)
EQ検査SEI(面談に資する自分のEQコンピテンシーを把握する)
BBP診断(自分のコミュニケーションスタイルを知る)
が含まれます。
シックスセカンズジャパン株式会社
相談役・キャリアコンサルティング研究センター長 田辺 康広
シックスセカンズジャパン株式会社
相談役・キャリアコンサルティング研究センター長
90年のEQ理論発表時より、組織および人材開発・活性化のキーファクターとして注目し研究。専門性を活かし、様々なセクターにおけるマネジメント・リーダーシップ研修を創り、日本におけるEQの第一人者として、普及・発展に寄与している。
EQを学びたい方へ
Six Secondsグループは、グローバルで、科学に基づき、実用性の高いEQを世界各国で伝えています。日本オフィスであるシックスセカンズジャパンでは、最先端のEQの情報を日本語で発信するほか、Six Seconds国際認定資格セミナーの国内開催を行い、資格を持ち日本各地で活躍するEQチェンジエージェントと共に日本全国へEQを届けております。






