※この記事は、シックスセカンズ認定資格者として活躍するパートナーの皆様による、実践事例やEQ活用のヒントを紹介する記事です。

子供のわがままや癇癪にお手上げ状態になったことはありますか?
お手上げとまではいかなくても「どうすればいいの?」と困ったことの
1度や2度は誰しもあるかと思います。
そんな時、自分がどのように行動したのかを思い返してみてください。

・しっかりしなさい!と怒る
・一生懸命なだめる
・呆然と立ち尽くす

その場の状況や子供の状態によって様々な反応をしてきたのではないでしょうか。

また、癇癪に耐える間、あなたの脳裏には「なぜこんなことに?」という
疑問が湧いたこともあるかもしれません。

子供の癇癪は親のせいか

子供が癇癪を起こすのは、子供の選択です。
何かのきっかけから、癇癪を起こすという行為を選択して表現しています。
ただし、子供の選択だから親は悪くない。子供が悪い。
なんてことを言いたいわけではありません。

なぜなら感情は成⻑するからです。
(もちろん大人の感情も成⻑できます。)

もちろん、子供の選択は子供自身のものなので、
親のせいではないと考えていますが、
目の前の状況を変えられるのは「そこにいる親の自分だけ」ですよね。

癇癪に対しての大人の裁量権は?

では、私たち親が何をすればいいのかというと、
まずは「子供にイライラしてもしょうがない」と気が付くところから始めましょう。

目の前の子供が自分の想定以上の行動や癇癪を起こした時に、
思わず子供に対してイラッとすることはあるかもしれませんが、
すでに ”そのモード” に入った幼い子供を、
大人の都合でなんとかしようとすること事態が難易度MAXです。

交通事故が起こった後で、事故が起きたという事象自体をなくそうとしても
意味がないのと同じです。

ただし、もうすでに起きた目の前の出来事に対して、
どう対処するかの選択は大人が持っています。

親が子供にできる対応の選択肢を考えてみる

子供に対してイラッとした自分に気がつけたら、
そのあとで自分にはどのような選択肢があるのか、
また希望するシチュエーションにするためにはどう選択すればいいかを考えてみましょう。

まずは、大人の反応で子供がとる行動パターンの変化を予想してみます。

1.子供と同じレベルでキレてみる
癇癪を起こした子供と同じレベルでキレてみたら、あなたの子供はどうなりますか?
びっくりしてさらに泣く?
それとも怯える?

2.落ち着くまで放っておく
話が聞ける状態になるまで待った場合は、あなたの子供はどうなりますか?
仏の心で待ち続けたらいつか泣き止む?

泣き疲れて寝る?
それとも、子供が泣き疲れる前に大人の私たちが泣きそうになる?

3.静かにしなさい!と抑制する
とりあえず静かにさせようとさせますか?
あなたの子供は要求を抑えて静かになれそうですか?
また、子供の気持ちや親の気持ちはその場で静かにできればいいのでしょうか?

4.その他
あなたはどんな行動をとりますか?

このように、自分が取れる行動を並べてみると、
自分のアクション次第で、子供からの反応が変わることがよく分かりますね。

私たちは芽生えた感情を元に、何を選択するのか

自分に何かしらの感情が芽生えた時は、
その感情から「自分は今の状況をどう捉えて、何を選択するのか」を決めることができます。

目の前に起きている子供の癇癪も、捉え方次第では
子供の特性をよく知るきっかけになるかもしれませんし、
親子関係を見直すサインになるかもしれません。
自分にとってはネガティブな状況だとしても、
ある人から見たらポジティブな現象のきっかけだったりもするんですよね。

なので、まずは「目の前の状況をどのように捉えるのか」を選択してください。

そのあとで、私と子供にとってより最善の結果を得るためには、
私はどのような行動を選択できるのか?を考えてみましょう。

子供の行動はコントロールできませんが、
自分の選択はいつでも自由です。

株式会社SNOW WHITE
下田　梨仁美

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