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子育てで共感力を活用する、2つの方法

by : Six Seconds本部 CEO Joshua Freedman  | 

2018年8月22日 | 

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parenting

画像をクリックすると米国本部の原文記事をお読みいただけます

今から20年後の世界を想像てみましょう。あなたのお子さんが、友人と両親の話、つまりはあなたの話をしています。どんな会話が展開されているでしょう?ここ2週間の自分たちの言動を思い浮かべながら、想像してみてください。

「お父さん、よく怒っていたね。」
「ママは私のことに色々うるさかったな。」
「私のパパであることに一生懸命になっていたな。」
「お母さんはなんたって最大の理解者だった。」

あなたが言ってほしい会話でしたか?あなたのどのような会話をして欲しかったでしょう?

して欲しい会話をしてもらえるためには、「共感力の活用」をどう使うかが鍵となります。

子供達が4歳と6歳の頃、出張に行った日のことを今でもよく覚えています。朝、家を出る前に、姉弟げんかが始まりました。いつもの、よくある言い合いだったのですが、しまいには子供達に怒鳴ってしまいました。目的地に向かう間、乗っている飛行機の中でふと思いました。「あぁ、あの態度は自分のなりたかったお父さんの態度じゃない。。もしこの飛行機が落ちて残された子供たちの頭の中に「お父さんは怒鳴るだけの人」なんていう思い出しかないのは嫌だな。」と。

子育てのフラストレーションを90秒で和らげる:カギは「共感力」

怒鳴ってしまいそうになる瞬間に、ダライ・ラマのようになり、その場や子供たちにふさわしい言い方ができたらなと願うわけですが、そこまで自分は感情知能に長けていなかったし、今でも長けているとは思っていません。でも、あの機内で「今朝の僕は、ありたい父親の態度ではない」と思った時から、自分はこれからは変われるのではないかと思えました。そのときから、反応しすぎてしまいそうになる自分を見つけるたびに、飛行機の中で誓った「それはあなたがなりたいあなたじゃないでしょ」という自分への約束が、自分の中で聞こえるようになりました。

米国本部で作成した、子育ての中で「共感力を活用する」ということをまとめた90秒の動画をお楽しみください。(日本語字幕は後日反映予定)

子育てにおいて、大人が共感力を発揮するための2つの実践的な方法

子育てのフラストレーションを減らす有効な方法の1つは、子供の視点を持つことです。イライラしてきたときには、おそらく子供も私のことについてイライラしているんだろうな、と考えるようにします。ものすごく頭にきているときには、子供も私に頭にきているんだと思うし、子供に対して悲しい気持ちになったり、分かり合えそうもないな、と思った時には、子供も同じように感じているんでしょう。このように考えることで子育てのフラストレーションがグッと和らぎます。
もう一つの実践的な手法は、先ほどとはむしろ反対のアプローチです。フラストレーションを感じたらまず自分に「この状況は本当に自分が引き受けるべきことなのだろうか?」と問いかけることです。子供が何か大きな感情を持っているとき、わたしはその感情を衝動的に自分が引き受けようとしてしまいます。自分が解決しなくては、と思ってしまうのです。
私に向けられる息子の反抗心、私に心を閉ざす娘の気持ち、いずれも、自分で解決しようとしてしまいます。

ですが、ここで少しだけ共感力を働かせるのです。状況を冷静にとらえ、「子供が今持っている感情は、子供が持つべき感情で、自分が引き受ける感情ではないかもしれない。」「ここでこうやって子供が感情をあらわにするのは、そうしても安全だと思ってるからかもしれない」と考えるのです。

非常に逆説的ですが、ここが「共感力」の面白い所なのです。

共感は、相互的な認識を必要とする一方で、適当な心の距離も大切、というものではないでしょうか。子育て中には子供との「相互依存」と「相互自立」の両方が同時に必要となるということです。そして、子育てをする親としての自分を俯瞰するとき、振り返る時に、とても役立つ実践的な手法ではないかと思います。

ぜひお試しください。そして、体験談をシックスセカンズジャパンやEQチェンジエージェントへ共有いただければとてもうれしいです。

訳者:COLORES 廻田彩夏

 


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