新たに生まれ変わった組織風土診断ツール:TVS(チーム・バイタル・サイン)
by : Six Seconds |
2024年9月5日 |
Six Secondsの組織風土診断「チームバイタルサイン(TVS)」は、組織のエンゲージメントの状態とその要因を明らかにするパワフルなツールです。長年の研究を基に、組織のパフォーマンス、エンゲージメント、組織風土の関係を明らかにした唯一の検査です。
あなたの組織のスタイルは?
「戦略と遂行」「組織と人」の2つの軸。長年の調査から、高いパフォーマンスを発揮している組織は共通してこれらの四つの要素がバランスよく機能していることが分かっています。
この2つの軸に基づいて、あなたのチームの特徴を登山の道具に例えてスタイルを知ることができます。
1. 懐中電灯チーム(戦略・組織):
「懐中電灯チーム」は、新しい機会を探し、未知のことを発見し、変化する環境に適応していこうとする傾向があります(一方で、計画に対し全員の賛同を集めることは難しいかもしれません)。
2. 地図チーム(戦略・人):
「地図チーム」は、アイデアで人々を活気づけ、重要な目印を探したり、探検の目的を見出そうとする傾向があります(ただし、キャンプの設営という現実的な問題では苦労するかもしれません)。
3. 救急箱チーム(遂行・人):
「救急箱チーム」は、メンバー同士がどのように協力するかに気を配り、短期的な実用性に重点を置く傾向があります(一方で、新しい領域を探索することには抵抗を感じるかもしれません)。
4. 登山靴チーム(遂行・組織):
「登山靴チーム 」は、行動を起こし、効率的に物事を進めるシステムを作り、あらゆる状況に備えようとする傾向があります(ただし、メンバー全員を元気づけるのは難しいかもしれません)。
レポートでは、さらに詳細な各スタイルごとの特徴を知ることができます。
あなたの組織のエンゲージメントレベルは?
平均的なチームでは、
「エンゲージしている」が25%、
「ニュートラル」が50%、
「エンゲージしていない」が25%
となっています。
グローバルデータベースと比較して算出された「エンゲージメントスコア」でエンゲージメントの度合いを確かめることができます。
成果とドライバーの関係を明らかにしたバイタルサインモデル
バイタルサイン・モデルは2軸で構成されています。パフォーマンスの定義にあたり、シックスセカンズは、1992年に発表された概念「バランスト・スコアカード(BSC)」のコンセプトに着目し、収集されたデータを解析することで、好成績のリーダーやチーム、組織はバイタルサイン・モデルにある2つの軸で、バランスをとっていることを導き出しました。横軸に人(個人)と組織(システム)、縦軸に戦略(長期視点)と遂行(短期視点)を置き、パフォーマンスに影響を与える5つの風土要因(信頼、モチベーション、チームワーク、実践・行動、変化対応)を配置しモデル化しています。
組織のエンゲージメントに影響を与えている要因は?
シックスセカンズの調査から、エンゲージメントに大きな影響を与えているのは組織の「風土」であることが分かっています。
特に要となるのは、バイタルサインモデルの中心に据えられている「信頼:革新、共有、学習を促す、リスクに対する心理的安全性の程度」です。
風土改善を組織の成果に結びつける
目の前の結果にコミットしながらも、長期にわたって持続可能な成果を生み出すにはどうすれば良いのでしょう?
また、市場の変化に素早く対応する組織運営をしながら、同時に一人一人の従業員の満足度を高めていくにはどうすれば良いのでしょう?
その答えもTVSが示してくれます。
信頼、モチベーション、変化対応が「持続可能性」をドライブ。
信頼、チームワーク、実践・行動が「結果志向」をドライブ。
信頼、モチベーション、チームワークが「満足度」をドライブ。
信頼、実践・行動、変化対応が「俊敏性」をドライブ。
5つの風土要因(信頼、モチベーション、チームワーク、実践・行動、変化対応)を改善することで、具体的な組織の4つの成果要因を機能させてくれるのです。
風土改善に向けて何から手を付ければよいのか?
5つの風土要因の状態と、統計分析によって明らかになった15の副要因の関係を明らかにすることで、優先的に取り組むべき課題を提示します。
例えばサンプルの結果を見てみると、15の副要因のうち、モチベーションに関する項目が2つ、チームワークに関する項目が下位5つに含まれていることが分かります。
意味(モチベーション)
→メンバーにとって、自分たちの役割遂行は重要で意味のあるものであると感じ、チームの目指す方向に対して重要性を感じているのでしょうか?
自律性(モチベーション)
→メンバーが、チーム内で裁量権を与えられ、主体的であると感じているのでしょうか?
多様性(チームワーク)
→メンバーは、多様な意見が尊重され、その意見に耳を傾けてもらえると感じているのでしょうか?
つながり(チームワーク)
→メンバーが、受け入れられていると感じ、チームへの帰属意識を持てているのでしょうか?
15個の「副要因」は、エンゲージメントの向上に向けた実践的な取り組み内容を明らかにするための重要な指標となるのです。
あなたもエンゲージメント向上に向けた具体的なアプローチを実践しませんか?
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