保険会社の従業員の質を高めるEQトレーニング
by : シックスセカンズ米国本部(シックスセカンズジャパン編集) |
2024年10月8日 |
Relyens社は、医療専門家と地方自治体向けに保険サービスを提供する企業で、自己学習型の成長を目指しています。Six Seconds Italyと提携し、EQトレーニングプログラムを実施した結果、参加者の85%が自己認識を向上させ、95%がEQを実践できるようになりました。受講者からはチームの雰囲気改善や対人関係の向上が報告され、EQの重要性が認識されています。
状況
保険会社のRelyensは、ヨーロッパの相互保険グループで、医療専門家と地方自治体を対象に保険とリスク管理サービスを提供しています。Relyensは、単に規則とプロトコルを順守実行するだけではなく、自己学習する企業として成長したいという思いがありました。そのため、クライアントのニーズに応える独自のソリューションを見つけるための、傾聴、共感、楽観性を発揮する能力が必要でした。調査の結果で、組織に必要な4つの重点分野が特定されました:
・好奇心と積極的な傾聴
・コミュニケーション
・創造的な問題解決
・ストレス管理
このEQプロジェクトは、これらの分野における能力を内部的にも外部的にも向上させることを目的としていました。
解決策
この成長を達成するため、RelyensはSix Seconds Italyと提携し、Claims Journey Soft Skillsという独自のEQトレーニングプログラムを作成しました。そして、アセスメント、グループワークショップ、1対1のコーチングを組み合わせた9ヶ月間のカスタマイズ学習プロジェクトが用意されました。プログラム第一段階ではまず、チームメンバーが世界的なEQアセスメントであるSEI(Six Seconds Emotional Intelligence Test)を完了し、EQ認定コーチとの1対1のデブリーフィングを行いました。Six Seconds Preferred PartnerのOtherwiseによるプログラム第二段階では、組織の重点分野(好奇心と積極的な傾聴、コミュニケーション、創造的な問題解決、ストレス管理)に合わせたeラーニングと対面ワークショップが行われました。参加者はSix SecondsのBrain Brief Profileなどのツールを使用したこのワークショップを通して、典型的なパターンについての洞察を得、新しい可能性を見出す練習をし、洞察結果を実践するために必要なEQスキルを学びました。プログラムの最終段階では、リーダーシップ開発に焦点を当てたEQアセスメントであるSEIリーダーシップレポートを用いて、各リーダーが1対1のデブリーフィングを受けました。EQを分析し、それが個々のリーダーシップにどのように影響するのかを学びました。
結果
プログラム受講後には、参加者の大多数が自己認識の向上とEQ活用能力の向上が確認されました。EQアセスメントSEIで測定された特定のEQの変化を判断するにはさらなる研究が必要ですが、初期結果としては大変望ましい内容です。
自己認識 トレーニング後に自己認識の向上:85%
感情知能 クライアントや同僚とのEQの実践:95%
積極的傾聴 積極的傾聴と好奇心の能力向上:90%
プログラム受講者の感想
– Silvia Fontana、マネージャー
– Diego Ammirabile、クレーム部門長、Relyensグループ
– Manila Colombo、管理サポート
– Roberta Atzeni、HRマネージャー、Relyens Italia
EQを学びたい方へ
Six Secondsグループは、グローバルで、科学に基づき、実用性の高いEQを世界各国で伝えています。日本オフィスであるシックスセカンズジャパンでは、最先端のEQの情報を日本語で発信するほか、Six Seconds国際認定資格セミナーの国内開催を行い、資格を持ち日本各地で活躍するEQチェンジエージェントと共に日本全国へEQを届けております。