学校カウンセラーのEQ向上トレーニングに関する研究では、EQトレーニングを受けたカウンセラー研修生がEQスコアを22.7%向上させ、全てのEQコンピテンシーのスコアが向上したことが示されました。このトレーニングは、学生の学業や人間関係の支援において効果的であると考えられています。

状況

学校カウンセラーは、学生の学業の支援、個人的/社会的発達と、キャリア開発の支援をすると同時に、リーダーとして学校を改革へと導き、学生のニーズに応えることに従事しています。自身のEQを向上させたカウンセラーであれば、学生の学業はもちろん、校内での人間関係や、青少年の健全な発達をより適切に支援できる可能性があります。高等教育の養成プログラムにEQを含めることは、K-12（幼児教育から高等教育まで一貫した）教育にEQを統合するための重要な前提条件です。研究者は、体系立てられたEQトレーニングを受けた学校カウンセラー研修生なら、自身のEQの向上を示すとともに、K-12の学生に対する社会的情動的学習（SEL）を通じて、自己効力感を向上させることができるという仮説をたてました。

解決策

この研究は、Six Seconds EQモデルに基づいたプログラム、EQアセスメントを使用した社会的情動的学習（SEL）のレッスンで従来の大学院におけるカウンセリングカリキュラムを補完する影響を探りました。カウンセラー教育者は、インターンシップ学期中の2つの学校カウンセリング学生グループを比較しました。一方のグループはEQ、リーダーシップ、擁護についてのトレーニングを受け、もう一方のグループはEQカリキュラムの枠組みなしでリーダーシップと擁護のトレーニングを受けました。その後、研究者は事前・事後のアセスメントの結果を使用して進捗を測定し、2つのグループを比較しました。

結果

参加者の全体的なEQスコアは22.7%増加しました（対照群は1%未満）。また、参加者のスコアは特定のEQコンピテンシーすべてにおいて向上しました。
全体的なEQ
参加者の全体的なEQスコアは22.7%増加しました（対照群は1%未満）。
EQスキル
EQコンピテンシーにおいては、参加者のスコアは8つのEQコンピテンシーすべてにおいて向上しました。
パターン認識
参加者はプログラム修了時に自己パターンの認識において25.3%高いスコアを記録しました。

コメント

「EQは、自分自身をより深く見つめるだけでなく、私の人生と仕事のあらゆる側面をより深く見つめるのに本当に役立ちました。」 – 学校カウンセリング大学院生インターン

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