子育てを、EQで
by : Six Seconds本部 CEO Joshua Freedman |
2018年7月6日 |
EQで子育てをするとは…?
感情知能; エモーショナルインテリジェンス(EQ)とは、「感情と上手にやっていくこと」。EQは私たちに、より認知的で、意図的で、目的意識を持った子育てができるよう促してくれる、とても大きなスキルです。これは生まれ持った才能ではなく、私たちの意思で、学び身に着けていくことができます。
なぜEQで子育てをするのでしょう…?
Six Seconds米国本部が発表している調査 によると、EQは、健康、学校での成績、結びつきの強い人間関係をもたらしてくれることが分かっています。先にも述べた通りEQは学習可能であり、さらに、スコア測定が可能で、科学的に裏付けされたスキルでもあります。
EQにより、
・ストレス対処をする能力
・ポジティブで健康的な対人関係を築く能力
・イノベーティブさと、レジリエンス(忍耐強さ)
・共感力と精神的な安定
・ポジティブチェンジメーカーとしての成長・活躍
を身に着けることができます。
そして私たちは、子育てに携わる人々がEQスキルを持っていることは、子供たちにとって、また世界にとって、非常に価値のあることであると考えています。
3つのステップで、EQ子育て!
1. 感情はデータである
子育てをしていると、複雑で難しい状況に直面することが多々あるかと思います。私たちの感情も、子供たちの感情もまた、複雑でどうしたら良いものか迷うことも多いでしょう。感情を脇に置いてみたり、感情に任せて言葉を発したり行動してみたり、「感情と上手にやっていく」のはなかなか簡単なことではありません。
そこで、感情を無視したり、感情に振り回されたりする代わりに、「感情を情報だと捉えてみる」のを是非実践してみましょう。「この感情は私に何を知らせたいんだろう?」「この感情の意味することはなんだろう…?」といった形で、沸き起こった感情を一度キャッチして、自分に問うてみるのです。
意識的に関心を払ってみると、ただ感情を無視するのでも、感情に任せて反応をするのでもなく、今まで気づかなかった価値や意義を感情から発見することができるようになります。
2. 「選択」の手綱を握る
時に私たちは、「できることなんて何もないわ」とか「あぁうちの子はいつもこうなる」「あの人は絶対~できやしない」といった具合に、もう他に何の可能性も選択肢もないかのように思えてしまうことがあります。まずは冷静になってみたり、ちょっと大声を出してみたり、一旦待ってみたり、試してみながら、結局最後には爆発してしまう、といったことがあった方もいるでしょう。
忘れてはいけないのは、子育ては、長年に渡るマラソンで、時に疲れてしまうのは当然ということ。また同時に、長年に渡るマラソンだからこそ、経験から学び、また試すことのできるチャンスがあるということ。
EQを活用しようという心掛けで、子供の速い成長に伴って変わりゆく状況やニーズに合わせ、忍耐強く子育てをしていくことができます。
3. 目的を持って子育てをする
子育てが、未来にとても大きな影響を与えることは言うまでもありません。私たちは親として、子供たちだけでなく、これからの世界を担い成長していくその世代全ての人々に、直接的な影響を与えます。そしてその子供たちの多くが、また親となってゆきます。
親としての目的を持っていて、それに背いてはいないなと感じるときは、展望を持って子育てができています。目的は、私たちを導く道しるべとなって、難しい状況に直面した時にも、助けとなってくれることでしょう。そしてまた長期的にも、私たちのビジョンを行動に反映し、安定的でバランスのとれた子育てをしていくのにも役立つはずです。
もっと知りたい!体験したい!
シックスセカンズジャパンでは、Six Secondsの国際認定資格を取得し、日本国内で活躍するEQチェンジエージェントをご紹介しています。子育てや教育を専門に、研修やワークショップ、講演会、個人向けカウンセリングなどを行うEQチェンジエージェントも、各地で活躍しています。
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