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モチベーションを持続させる3つの方法(後編)

by : Six Seconds本部 Michael Miller  | 

2019年2月15日 | 

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Six Seconds米国本部から「モチベーション」のヒントが詰まった記事をお届けしています。前回は、より良質な仕事・成果を促したいならば、外発的な動機付けよりも内発的な動機付けが肝心である、という内容をお届けしました。後編では、どんな動機付けがどのようなパフォーマンスを生むのか、具体的に私たちにできることは何か、一緒に考えていきます。

米国本部公式ウェブサイト2019年1月24日「The Motivation Iceberg: 3 Tips to Fuel Lasting Motivation with EQ」の日本語翻訳です。
画像をクリックすると原文記事をお読みいただけます

生みたい成果に合った、適切な動機付けを

モチベーションの複雑な点と、どんな要因がどのように人々を動機づけるのかが少し見えてきたかと思います。1つの鍵は、異なるタイプの動機付けを、異なるタイプのニーズ、すなわちもたらしたい成果に合わせてマッチさせる、ということです。

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[日本語版モチベーションの氷山:ダウンロードはこちら]

見ての通り、外発的な動機付けは水面の上に記載された成果を生み出し、水面の下にある内発的な動機付けは水面の下に記載された成果を生み出します。
覚えておきたいのは、外発的な動機付けは、感情を想起させるような水の深い部分にあるような成果を生み出しにくい、ということです。事実、外発的な要因を強調することによって、水面の下にあるようなコミットを損ないかねません。
例えば、マネージャーという立場で、もし従業員にもっと信頼に値するようになってもらいたいとき、信頼が一番大切だと言っている手前、お金による報酬を設定するのは良案とは言えません。非公式な場での集まりであったり、仕事とは関係のない会話の中で、居場所と感じてもらえるような空間をどうしたら作り出せるかを考える方が近道かもしれません。
これは外発的な動機付けは関係がない、という意味ではなく、望ましい成果を生み出すためには適切な動機付けを選ぶ必要がある、ということです。にんじんをぶらさげるような、外発的な動機付けを用意する方がよっぽど簡単なためそれが標準になっているために、大きなチャレンジではあります。外発的要因は測りやすく具体的で、組織の構図やシステムを非常に魅力的に強化します。ただ1つ、心の底からのコミットを得ようとすると、これは全く効果を成しません。
 

内発的なモチベーションを促す3つのヒント

内発的な動機付けを育てるには努力が必要ですが、もし水面の下にある成果をもたらしたいならば心掛けるべきヒントを、3つご紹介します。

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[日本語版内発的なモチベーションを促す3つのヒント:ダウンロードはこちら]

相当な努力が必要ではありますが、効果を継続的に得られるのが内発的な動機付けでもあります。この核となる動機付けができれば、それは組織のカルチャーの一部になっていきます。内発的な動機付けは持続する。では誰がやるのか。この話をリーダーポジションの方々とすると決まって、「確かにその通りだけど、そんなことを配慮する時間はないなぁ」というリアクションが返ってきます。多くのマネージャー職の人はそもそもやらなければならないことが多く、終わらないルームランナーをひたすら走ってどうにか終えようとしているような日々かもしれません。ただ、厳しい現実として、内発的な動機付けをリーダーとして取り組まない限り、今走っているルームランナーのスピードはひたすら速くなるばかりです。

日々の仕事に追われ追いかけるのをやめて、リーダーとしてメンバー導いていくのに、ベストなタイミングはありません。「心の氷山」に意識を向けられるような何にも邪魔されないまとまった時間を、リーダーが手に入れるのは至難の業です。ただ決めないといけない。これは重要なことで、時間を割く価値があると決めて、取り組むしかないのです。真の機会はそうして見つけられます。


注釈:
「モチベーションの氷山(Motivation Iceberg)」モデルは、「モチベーションを内側から外へ」ちうSix Seconds米国本部の人材パフォーマンス開発(Developing Human Performance; DHP)カリキュラム内のワークショップから生まれました。DHPは、14の必須カリキュラムで構成され、能力を有する人材開発の専門家なら誰でも活用できる2時間のワークショップを提供しています。(日本オフィス・シックスセカンズジャパンでは現在準備中です)


参考:
作家Alfie Kohn氏の著書「Punished by Rewards」「Unconditional Parenting」など、彼が発表してきた外発的モチベーション、とりわけ学校や子育てにおける課題、ビジネスに関して書かれた「Challenging Behaviorist Dogma: Myths About Money and Motivation」ほか。

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Six Seconds本部 Michael Miller
訳者:COLORES 廻田彩夏

 

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