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目指せ、一休さん!

by : EQプラクティショナー|田中 美保  | 

2019年5月24日 | 

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EQPCの認定セミナー内で、自己パターンの認識について話を伺っていた時、一番面白いと思ったのは「脳の省エネ」というお話でした。「脳はエネルギーの20%を使っているから、省エネのために、パターン化する」といった内容でしたが、実際にもし自分が自覚のないままにパターン化された反応・行動をとっていて、それが自分の望んでいない行動だったとしたら、笑っている場合ではありません―――

EQプラクティショナー資格認定セミナーを受講し、認定を受けたEQプラクティショナーの活動レポートより、一部をご紹介します。


もし自分が自覚のないままにパターン化された反応・行動をとっていて、それが自分の望んでいない行動だったとしたら、点検が必要です。

私が自覚している自己パターンは、人に知られたくない、隠しておきたい反応ばかりです。人前で何かを話したり、行わなくてはいけない場面では、いつも必ず緊張します。

「きちんとできているねと思われたい。あわよくばとても上手、素敵だと思われたい」という気持ちがまずあり、それが「できなかったら恥ずかしい」に変わり、「できないかも>>できないだろう>>きっとできない・・・」と、どんどん変化し、「焦る>>慌てる>>頭が白くなる>>できない>>うろたえる>>頭が真っ白>>とりあえず終わらせよう」となり、慌てた挙句、思考が停止し、その場を逃げ出そうとするのがパターン1。
同僚や子供が馬鹿げたことを言ったときには、「馬鹿じゃない?!」と怒って、強い言葉を投げつけて、相手を力づくでやりこめ、反省の言葉を言わせようと圧迫するのが、パターンその2。

このパターンが省エネのために生じているのかどうかはよくわかりませんが、とにかく自分自身に落ち着いて感じたり、考えたりする時間を与えられない=“慌ててうろたえ、騒いでしまう” のがいつもの私のパターンのようです。そしてその他にも自覚していない好ましくないパターンがいくつかあるだろうというのは、想像に難くありません。

まずは、好ましくない状況、返事、態度に対したとき、カッとなって、ギョっと驚き、ガーンっとなったとき、これからは「慌てない、慌てない、ひと休み、ひと休み♪」とゆっくり言ってみたいと思ったのです。この言葉は、子供の時によくみていた“一休さん”というアニメ番組の中で、一休さんが難題を突き付けられたときに寝転がってニコニコおっしゃっていた言葉です。どんな難題が目の前に立ちはだかっても慌てず騒がず、とにかくひと呼吸してから行動を起こしていた一休さんを、とりあえず目指してみます。ゆっくり唱えることで5~6秒位かかるので、そのうちにいつものパターンに直結せず、違う反応・行動がとれるようになるかもしれない・・・と、ちょっと無責任に楽観してみたいと思います。

併せて、まだ自分が自覚できていないパターンが無いかどうか、気を付けて暮らしていきたいと思います。

EQプラクティショナー
田中 美保