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DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューから読み取る「幸福感」とEQ

by : 6SJ代表 田辺康広  | 

2018年11月20日 | 

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代表の田辺です。
今回はこの夏、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー7月号に掲載されていた以下の記事について、個人的な感想を述べさせていただきたい。

なぜ働いても働いても不安が尽きないのか
仕事で「幸福」をつかむには感情的知性(EI)が不可欠である
アニー・マッキ―(2018年7月号 HBR翻訳論文)

>>記事詳細

Six Seconds(本部 米国サンフランシスコ)は「2039年には世界10億人の方が日常生活の中でEQを活用している社会(世界)を作る」を標榜し、グローバルネットワークを広げている。

日本地区を任されている立場として、また、1級キャリアコンサルタント技能士(国家資格、指導者レベル)としてキャリアコンサルタントのスーパービジョンを行っている立場として、この記事を読んだ。

下記の文章が私の中でヒットした。

“人生は短く、面白くもない仕事に費やす時間などない。けれども、キャリアを自由に形成できるはずの多くの知識労働者が、まさにそうした時間を無駄にしている。仕事に没頭できず、不満を抱え、鬱々とした気分で働いているのだ。”

思いは「150年前くらいまでの生き方のスタンダード」に向かった。

その当時の人びとは、生まれた土地で親のやっている家業を継いで一生を終えることが生涯設計だったのではないだろうか。
しかし、現在は違う。職業は選択できるようになったのだ。
くさびを打ったのは、1900年代初頭の米国ボストンで移民のキャリア相談を始めたフランク・パーソンズだ。
彼によって、四角い釘は四角い穴に、丸い釘は丸い穴に、いわゆる「ペグの理論」に沿った職業選択の世界が広がっていった。

ところが、現在の労働者は結局、職業選択の自由を謳歌する前の時代にさかのぼり、自分がその職業を選択したにもかかわらず、その職業に振り回され、幸福感からはおよそ遠い毎日を送っているようだ。

幸福感を感ずる日常を取り戻すには、どうしたらよいのか。
マッキーはさらに続ける。

文中のキーワードを拾ってみた。

他責。不満。自分が幸せであるかは重要ではない、重要なのは目標達成である(自己犠牲感)。ストレス。不幸感。苦悩。衰え。無力感。幸福の罠。無慈悲。嫌悪感。強迫観念。不安。気難しい。注意散漫。狼狽。燃え尽き症候群。排除される怖れ。不快さ。同調圧力。愛。配慮。関心。仲間意識に基づく愛情。信頼。寛容。喜び。

マッキーは、幸福感から遠ざかる要因を以下の3つにまとめている。

A 「野心の罠」
B 「すべきことの罠」
C 「働きすぎの罠」

マッキーは、幸福感を取り戻すには以下の要素について熟考を重ねることと締めくくる。

①意味・目的
②希望
③友情

さあ、あなたは上記の3つの要素を振り返る時間を取り戻せますか?
私は自分のEQを活用し、日常の意味や目的、将来に対する希望、そして共存共栄を支えるともについて、内省を始めたのでした。

シックスセカンズジャパン株式会社
代表 田辺康広