新年のごあいさつ
by : シックスセカンズジャパン 代表 田辺康広 |
2024年1月11日 |
新年のごあいさつ
～2023年の所感と2024年の抱負～
シックスセカンズジャパン代表田辺康広
新年、明けましておめでとうございます。
能登半島大震災の被災地の皆さまや羽田での事故に関連する皆さまにはお見舞い申し上げます。
弊社は2010年11月に米国西海岸に本部を置くグローバルEQネットワーク普及NPO団体「シックスセカンズ社」の日本支部として活動を開始して13年が経ち、2024年の今年は人間で言うと14歳を迎える年となりました。ティーンエイジ2年目の多感な年頃です。
2023年の所感
2023年をEQ普及を生業（なりわい）とする観点で振り返ってみますと、２つの特徴が見えました。１つは弊社のEQ活用の専門家を育てる認定者育成講座への参加が増えてきていること、もう1つはEQ活用の度合いを自己評価するEQ検査「SEI」の数値が2021年をピークに伸び悩んでいることです。（2024年春を目途に日本のEQデータを集めた「STATE OF THE HEART（ステート・オブ・ザ・ハート）」を公開予定です。）
特に私が注目しているのは「感情リテラシー」と「自己パターンの認識」と称する2つのEQコンピテンシーの自己評価が高まらず、停滞傾向にあることです。それぞれのコンピテンシーの定義は
です。
例えば「まぶしいほどの朝日を浴びている」状況にあるときに、『私は朝日を浴びて爽快な気分となっている。』『私はこれほどまぶしい朝日を浴びたことがない、驚いている。』などの心のつぶやき（内的文章記述）をもたらしているのが感情リテラシーです。
また、『爽快な気分になると思わず声に出してしまう。』『自分は体験のない状況に遭遇すると驚くと同時にその場から遠ざかろうとする。』などが自己パターンの認識というコンピテンシーであると理解してください。
このコンピテンシーが頻繁に活用できると、未知なる状況に遭遇しても、『私はいま体験したことのない状況に遭遇し、驚きとともに不安にさいなまれている。私は不安にさいなまれるととにかく場から離れようとする傾向があるが、この状況では場から離れてしまっていいのだろうか。この場にとどまる選択肢はないのだろうか？・・・』と無意識的な行動から意識した行動へ、そして意味のある行動へ、とつながっていきます。（自己認識、自己管理が上手になるということです。）
養老孟司さんが「バカの壁」で「脳内一次方程式 Ｙ（出力）＝a（係数） × Ｘ（入力）」を説明していましたが、aにあたるのが自己パターンの認識であり、Ｙを感じ取れるのか感情リテラシーではないか、と考えております。
2024年のレゾリューション（抱負）
私も今年はさらに自分の感情リテラシー活用を高めようと思っております。そのためには
● 感情の語彙を増やす
● 感情が誘因する思考の癖や行動の癖の棚卸しに励む
に邁進していこうと思っております。
そして弊社としては、EQの実践活用を普及するためにEQ活用の専門家である弊社の認定資格取得者を通して、また共にEQ活用のメリットやすぐに使えるスキルについて皆さまに知っていただく活動を進めていく所存です。
皆様にとって2024年が「心豊かで、安泰な一年」であることを願っています。
シックスセカンズジャパン株式会社
代表 田辺 康広 (たなべ やすひろ)
シックスセカンズジャパン代表取締役
90年のEQ理論発表時より、組織および人材開発・活性化のキーファクターとして注目し研究。専門性を活かし、様々なセクターにおけるマネジメント・リーダーシップ研修を創り、日本におけるEQの第一人者として、普及・発展に寄与している。
90年のEQ理論発表時より、組織および人材開発・活性化のキーファクターとして注目し研究。専門性を活かし、様々なセクターにおけるマネジメント・リーダーシップ研修を創り、日本におけるEQの第一人者として、普及・発展に寄与している。
EQを学びたい方へ
Six Secondsグループは、グローバルで、科学に基づき、実用性の高いEQを世界各国で伝えています。日本オフィスであるシックスセカンズジャパンでは、最先端のEQの情報を日本語で発信するほか、Six Seconds国際認定資格セミナーの国内開催を行い、資格を持ち日本各地で活躍するEQチェンジエージェントと共に日本全国へEQを届けております。
