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【開催報告2】「EQフォーラム in ジャパン」第二部 実践報告&ミニワーク体験

by : 6SJ  | 

2024年1月11日 | 

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2023年11月4日に開催した「EQフォーラム in ジャパン:EQ for エデュケーション ~人生において何を、どのように学ぶのか~」は、大盛況のうちに無事幕を閉じました。

フォーラム第一部では、「社会力」、「EQ」、「SEL」の第一線を走ってきた実践者らによるトークセッションを通じて、時代を超えて求められる「自分らしく、人生を豊かに生きるための学び」とは何かについて皆様と共に考えました。

視聴された皆様の中には、希望、ワクワク、インスパイアといった様々な感情が湧いてきたようです。

第一部の報告≫

第二部では、幼児教育、学校教育、社会人教育等の各分野で「非認知能力」や「主体的な学び」を育んできた実践事例の紹介や、ミニワークの体験を通じて、参加者の皆様自身や関わり合う人々に活かすためのヒントを探りました。

フォーラムの詳細・プログラム≫

ルーム1:幼稚園・小学校
「ポジティブチェンジを生む小さな一歩」

株式会社THdesign 代表 三森 朋宏 氏
学校法人ポーロニア学園守谷 理事長 内田 真哉 氏


三森さんからは、山形県鶴岡市温海地区で地域を挙げて行っているSELを通じた「生きる力を育む教育」の実践例を共有いただきました。この地域での活動は、子どもだけではなく、学校、保護者、地域が一体となって共通理解のもとSELを実践していくという一つのモデルと言えます。

内田さんからは、茨城県守谷市にあるみずき野幼稚園での、先生達が主体となってSELをクラスに導入していく実践例を共有いただきました。先生達が主体的に取り組むためには、SELといった「カタチ」の導入の前に、先生達が自ら学び、考え、工夫する「ボトムアップ」のための土壌作りをすることが重要であることを感じさせてくれました。

共通して言えることは、私たち大人が子供たちの感情の扉をひらいてあげる支援をすることで、幼児であっても想像以上のSELについての実践や学びを見せてくれるということです。


ルーム2:中学校・高校
「10代の決断に寄り添う」

成城学園中学校高等学校 教諭 森下 浩行 氏
学校法人大東文化学園 教育職員 岡田 英雄 氏


森下さんのと岡田さんのお二人からは、成城学園高校の3年生向けに行われた選択授業での実践例を共有いただきました。この年代特有の葛藤に向き合い、生徒たち自らが考え、決断していくためには、自分は何を考え、何を感じ、どう動こうとしているのかを客観的に見つめることから始まります。特に感情や価値観が自己決定の重要な情報元となることを森下さんが紹介してくれた生徒達の変化から感じることができました。


ルーム3:社会人
「“仕事” という社会的な活動が人生の中で豊かな時間になる方法 〜職場におけるEQの能力開発が生み出すインパクト〜」

株式会社Hyper-collaboration 代表 吉田 裕美子 氏
株式会社Hyper-collaboration 峰岸 巧 氏


吉田さんと峰岸さんからは、社会人向けのEQ能力開発やSELの機会について興味深いデータを交えて事例を紹介いただきました。皆さんの仕事に対するエネルギーはどこからくるのでしょう?内発的なモチベーションのテーマは、これからの私たちの働き方や生き方について考えさせられるものでした。


「SEL」は子供のためだけの学びではありません。我々大人にとっても、いきいきと働いたり、豊かな毎日を送るためにとても重要な学びであることをお二人の実践事例からあらためて感じることができました。


ルーム4:保護者
「子どもの心を育むものは」

イーキュア株式会社 堀 綾子 氏


保護者と子供がよりお互いの感情に気づいたり、分かち合えたりすると、どのような変化が生まれるのでしょうか。堀さんからは、長野県箕輪町の「子育てママのオンラインサロン」での活動や、ご自身の家庭での実践を交えて事例を紹介いただきました。子供たちの心の成長には、実は一番身近にいる私たち保護者の関わりがとても重要であることを感じさせてくれました。一番身近なSELの場が、家庭と言えるのではないでしょうか。


第二部に参加された皆様からの声

”EQには子供、大人といった年齢、立場などは関係ないことを学びました。大人よりも、子供のほうが、自分のEQについて知っていること、感じていることが多いとも思います。それを表現する手段が少ないため、大人たちには伝わらないだけで、子供たちの中ではお互い、なんとなく感じ合っているのかもしれません。ありがとうございました。”
”感情を可視化するということ、重さを感じるということは、とてもわかりやすく、納得感のあるアプローチでした。早速取り入れてみたい!と感じました。”
”自己理解が相互理解になっていくという感想を持ちました。私と私たちは循環して成長していくと考えています。こういった視点を持った企業が増えていったら素敵だなと思います!”
”仕事に対しても開発もまだまだやれることはあると気づきました。”
”学校現場での必要性が高まっていることを知りました 社会人(社内)教育に関わっていますが今後若年層が職業人となったときのことを少し心配してしまいましたがSELの普及がさらに進めば希望が持てると思いました”
”感情のラベリングができていない子たちが多いので、まずは感情があることをしってもらいそしてそこから自分自身が望むべき方向にすすむためにどうしたらよいかを関わりながら伝えていきたいと思います。”

今回フォーラムにお申込みいただいた皆様、登壇者の皆様、開催のために多大なるご支援をいただいた皆様、あらためてこの場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
シックスセカンズジャパンは、皆様の豊かな人生を願い、これからもEQチェンジエージェントの皆様と共に、教育、ビジネス、医療、福祉など様々な分野にEQの活用を届けてまいります。どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。

EQフォーラム in ジャパン:EQ for エデュケーション 
~人生において何を、どのように学ぶのか~

主催:シックスセカンズジャパン株式会社
技術協力:イーキュア株式会社

協賛(50音順)

イーキュア株式会社一般社団法人カラータイプ協会|田中芳彦様|株式会社 THdesign日本SEL推進協会株式会社Hyper-collaboration学校法人ポーロニア学園守谷株式会社ラボ教育センター株式会社roku you

過去のEQカンファレンスの様子もぜひご覧ください≫

シックスセカンズジャパン株式会社

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