SEL(Social and Emotional Learning)におけるシックスセカンズの歩み
by : Six Seconds米国本部(シックスセカンズジャパン編集) |
2021年11月25日 |
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1997年に設立されたシックスセカンズは、世界200の国と地域で展開されているEQ(エモーショナル・インテリジェンス)の世界最大級のグローバルコミュニティです。
SEL(社会的・情動的学習)のパイオニアであるシックスセカンズの教育プログラムは、変革を促す学習アプローチ、科学的に検証された若者・大人・学校環境のEQ検査、シックスセカンズのEQコンピテンシーに的を絞った複数のカリキュラム、そして増え続けるレッスンデータベースによって日々進化しています。
ここでは、SELの分野においてシックスセカンズがどのようにして先進的な取り組みをしてきたのか、皆様にその歴史を簡単に紹介いたします。
(グリーンの文字でシックスセカンズジャパンの取り組みも紹介いたします)
2020年
シックスセカンズは、持続可能な開発目標(SDGs)の「13. 気候変動に具体的な対策を」をテーマに、”Climate Grief (気候変動に基づく深い喪失感)”や “Eco-Anxiety(エコ不安症) “を経験している若者を支援するため、POP-UPフェスティバルの特別コンテンツ “GREEN13 “を制作しました。 シックスセカンズは、このプログラムをバーチャルな「Climate of Emotions」カンファレンスで発表しました。これらのトピックは、気候危機への対応に取り組む若者達の関心を惹きつけた。
シックスセカンズジャパンで「シックスセカンズSELプログラム」普及推進プロジェクト 実行委員会発足。
2019年
国連本部での初のEQカンファレンスの開催を支援した。
引き続きPOPUPフェスティバルも開催し、世界175の国と地域において150万人を超える子供とボランティアが参加した。
日本での教育分野におけるニーズの高まりや、教育分野で活躍する認定者が増えてきたことを受け、教育分野にEQを広めるためのプロジェクトを発足。
2018年
国連の定める世界子供の日にユニセフと共同で世界最大のSELプロジェクトとなるPOPUPフェスティバルを開催した。
世界157の国と地域において33万にを超える子供と、1400人を超えるボランティアが参加した。
日本でも徐々にPOPUPフェスティバルへの一般参加者が増加。
2017年
国連が定める世界こどもの日にあわせて世界中の子供たちのために無料のEQキットを配り、SEL教育の機会を提供するイベントPOPUPフェスティバルを開催。
世界102の国と地域において8万人を超える子供とボランティアが参加した。
日本でも認定者が力を合わせ、各地でPOPUPフェスティバルの開催を開始。
2014年
EQコミュニティの構築という非営利目的のミッションに100%集中するための組織を再編成した。
2013年
ハーバード大学でNexusEQカンファレンスを開催。
シックセカンズジャパンメンバーもカンファレンスに参加。
2012年
世界に先駆けてEQカンファレンスを日本で開催。当時シックスセカンズ社のCOOであったジョシュアフリードマンの基調講演に加え、認定資格を保有する日本の6人のキーノートスピーカーが「学生へのキャリア教育」「メンタルヘルスと自己実現」「キャリアカウンセリング」「グローバルマネジメントのあり方」「顧客感動の創造」「組織活性」をテーマに取り組みを発表。
日本で初めてシックスセカンズEQ認定コースを開催。アセスメント「SEI」も日本で利用開始。
2010年
シックスセカンズジャパンオフィスが世界10番目のリージョナルオフィスとして誕生。
2009年
これまで蓄積された経験や研究を統合して完成したシックスセカンズSELプログラムと、構成主義的な教育プログラムを統合したラボ・スクールとしてシナプス・スクールを設立。
2008年
シックス・セカンズの手法がO Magazineの “The New Improved Self-Esteem “で紹介される。
2007年
「At the Heart of Leadership」を出版(現在は第4版で世界的なベストセラーとなっている)。
「セルフサイエンス」第3版を出版。
2005年
Six Seconds Emotional Intelligence Assessment (SEI)を発表。
2004年
第4回NexusEQカンファレンスをシェラトン・スタジオ・シティ(オーランド)で開催。
(シェラトンのケーススタディの舞台)
2004年
“EQ for Families” カリキュラムを出版。
2000年
ピーター・サロベイ氏、キャンディス・パート氏、ルーベン・バーオン氏、ダニエル・ゴールマン氏、マーティン・セリグマン氏を招いて、感情的知性に関する初の国際会議「NexusEQ」を開催。
1999年
アメリカ以外での初の認定トレーニングをベネズエラのカラカスで開催。その後、イギリスのロンドン、南アフリカのヨハネスブルグでも開催。
1998年
シックスセカンズの方法論を教えるための初の認定トレーニングを開催。
1997年
世界中が注目する”EQを実際にどのように使い、開発するのか?”の問いに答えるためにヌエバスクールの創設者であるカレン・マッカーンと立役者たちであるアナベル・ジェンセン、ジョシュア・フリードマン、マーシャ・ライドアウトがシックスセカンズを立ち上げた。
1995年
ダニエル・ゴールマン著「エモーショナル・インテリジェンス(EQこころの知能指数)」が出版され、瞬く間に世界的なベストセラーとなった。 ゴールマン氏は、EQを教えるための2つのモデルのうちの1つとして、SELの先駆的なアプローチであるヌエバスクールの「セルフサイエンス」について記す(第15章 情動教育のかたち)。
「セルフサイエンスはアメリカ全土の学校に広まりつつあるアイデアの先駆けである….。セルフサイエンスの内容を一覧すると、EQの概念とほぼ一致しており、子どもたちを脅かすさまざまな落とし穴の第一次予防策として推奨されている中核的なスキルとも一致している…. 現代にアリストテレスが生きていたら、感情的な賢さに関心を持っていたアリストテレスも認めるかもしれない。」
ゴールマン氏はセルフサイエンスプロセスを “EQを教えるためのモデル “とも呼んでいます。
1992年
ダニエル・ゴールマン氏がEQについての本を執筆するための調査でヌエバスクールを訪れ、セルフサイエンスプロセスを目にした。
1983年
アナベル・ジェンセンがヌエバ・スクールの学校長に就任し、カレン・マッカーンとともに「セルフサイエンス」の方法論を洗練させた。そしてヌエバスクールは連邦政府の優秀教育賞であるブルーリボン賞を2度受賞した。
1978年
カレン・マッカーンは11年間の実験を経て、画期的なSELの方法論である『セルフサイエンス』を初めて出版。
1967年
Six Secondsの共同創設者であるカレン・マッカーンが、学業面と感情面の発達を融合させるという驚くべきビジョンのもと、ヌエバスクールを設立。
EQを学びたい方へ
Six Secondsグループは、グローバルで、科学に基づき、実用性の高いEQを世界各国で伝えています。日本オフィスであるシックスセカンズジャパンでは、最先端のEQの情報を日本語で発信するほか、Six Seconds国際認定資格セミナーの国内開催を行い、資格を持ち日本各地で活躍するEQチェンジエージェントと共に日本全国へEQを届けております。
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